先日、久しぶりにひょっこりとレッスンにやってきた子がいます。
先回のレッスンからちょうど1年です。
ずいぶんと長い間通ってくれて、「そろそろ区切りにしたい」ということでお電話をいただいてのレッスンでした。
なんといっても1年ぶりなんです!
忘れないでいてくれたことが、とってもとっても嬉しかった!
レッスンの考え方を変えてくれた
この子は、私のピアノレッスンへの考え方を変えてくれました。
もっと自由でいいんだ!
と思わせてくれた子です。
ピアノを弾くことよりも、歌うことが好きだった。
楽譜通りに弾くことよりも、自由に、思うままに音を出すことが好きだった。
弾かせようとする私と、あんまりやりたくないこの子。
イライラしてしまうこともあったし、衝突したことも。
それでも、休むことなく、そしてやめることもなく、通ってくれました。
その様子に、ピアノを弾くだけではない何かを求めているのかな・・と。
そして、
歌を歌いたいなら歌ってもらい・・
合唱曲をいろいろと教えてもらいました。
聴きたい曲があるなら聴いてもらい
今どきの音楽をたくさん教えてもらいました。
奏でたい音があるなら存分に奏でてもらい・・
色々な音のイメージを語ってくれました。
おしゃべりもたくさんし・・
明るく楽しい子です。
こんなレッスンになりました。
この子とのこんな関わりの中から、「自由に音楽」コースの考え方が芽生えてきました。
1年後にまた・・はあるかな?
ここ数年は単発レッスンになり、思い出したようにやってくる、という感じになりました。
そして、今回は1年ぶり。
その場でぱっと弾けるような楽譜を使って、連弾をしました。
たっぷり1時間。
めずらしく・・集中してたくさん弾いていきました。
「これで最後に」というお話しでしたが、
![私](https://ongakusitu-u.daisukiongaku.com/wp-content/uploads/2020/01/sozai_image_82930-150x150.png)
来たくなったらまたいつでもおいで!
と伝えました。
また1年後にひょっこり・・なんてことがあるかな?
それとも、何年も後に「ピアノを!」ということになるかな。
どちらにせよ、または何もなくても、ここでの音楽とのかかわりが音楽に対する良いイメージとして残ってくれれば、と思っています。