楽典ワーク、レッスンでの使い方・考え方

楽譜を読めなくてもピアノは弾けるけれど、楽譜のある曲を弾くなら、楽譜は読めた方が断然いいです!

「音楽室ゆう」では、楽譜が読めるようになることをレッスンの目的として挙げています。

その方法の一つとして、楽典ワークを使うことがあります。

実際に使うかどうかは相談して決めるので、ワークを使わないこともあるのですが、お勧めしてよく使ってもらっているのがこちら⇩。

『わかーるワーク』

とてもいいものだなと思っていて、気に入っています。

ワークの紹介と、レッスンでどのように使っているのか。

そして、ワークに対する考え方を書いてみようと思います。

『わかーるワーク』はこんなワーク

「楽典ワーク」とは、つまり、楽譜に関する知識を身につけるためのものですね。

楽譜には、音符の他にも色々な記号が書かれますし、読むためのルールもあります。

そうしたものを、実際に書いてみたり、問題を解いたりして学んでいくわけですね。

「音楽室ゆう」でよく使っている楽典ワークはこちら⇩。

Amazonから引用

こちらの画像は「基礎編1」ですが、導入編から発展編まで全部で9冊のシリーズになっています。

書き込みしやすい大きさで

余白が多くて見やすくて

進みが少しずつで反復課題が多くて

楽典の基礎が網羅されていて

・・・・

お気に入りポイントがたくさんあります!

もっと中身を知りたい方はこちらを⇩(姉妹サイトへ飛びます)

レッスンでどう使ってる?

ワークを使っている子は、レッスンの始めに1ページくらいずつやってもらうことが多いです。

その場で答え合わせをして、間違っているところをその場で直してもらいます。

これでだいたい10分くらいです。

宿題にすることは、まずないです。

以前はお家でやってきてもらうことをしていましたが、やめました。

この場でやってもらい、即答え合わせをして直す。

これが一番頭に入りやすいと思うので。

やらないこともあります

ワークを持っている子でもやらないこともあります。

レッスンの内容も相談して決めているので、

「まずは弾きたい!」

という子は、レッスンの最後にワークをやる場合もありますし、

「今日はワークはしない」

という子は、しないこともあります。

逆に、

「今日はワークをいっぱいやる!」

という子も、たま~にいます。

希望通りやりますよ。

必ず少しでも弾いてもらいますが。

ピアノを弾くこととワークとの兼ね合い

ピアノレッスンは、ピアノを弾けるようにしていくところ。

ピアノレッスンを希望して通っている子たちも、ピアノが弾けるようになりたいからレッスンを始めたわけですね。

レッスンの目的として「楽譜を読めるようになること」があり、その方法の一つとして楽典ワークがあります。

楽典ワークありき、ではないです。

ワークを使わなくたって楽譜を読めるようになりますし、逆に、ワークをしっかりやったからといって楽譜が難なく読めるようになるわけでもありません。

実際、これまでのレッスンの様子を見ていても、

ワークはとっても良くできるのに、その割には楽譜をスムーズに読めない。

ワークの課題は苦労をするけれど、同じことを実際の楽譜でやってもらうとすぐできた。

ということに遭遇しています。

結局は、今レッスンしている曲の楽譜をしっかり読んでもらい、出てきた記号などに意識を向けていくようにすること。

ワークでやったことを実際の楽譜に結び付けて伝えていくこと。

それが大事、絶対必要、と考えています。

楽譜を”見る”だけではなく、ワークを使って”書く”作業を加えることで、意識に残りやすくなりますし、書いた方が覚えやすい場合もあります。

また、楽譜を書けるようになることにもつながります。

(楽譜を読めるだけでは書けるようにはなりません・・)

また、ピアノに向かうだけではなく机に向かう時間をとることで、気持ちの切り替えになったりもします。

そんなことから、ワークをお勧めしています。

やりたくないという子もいますが、積極的にワークを選ぶ子もいます。

あとは、私自身がうまくワークを活かしていかなければいけない、ということですね。

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