先日、久しぶりにひょっこりとレッスンにやってきた子がいます。
先回のレッスンからちょうど1年です。
ずいぶんと長い間通ってくれて、「そろそろ区切りにしたい」ということでお電話をいただいてのレッスンでした。
なんといっても1年ぶりなんです!
忘れないでいてくれたことが、とってもとっても嬉しかった!
レッスンの考え方を変えてくれた
この子は、私のピアノレッスンへの考え方を変えてくれました。
もっと自由でいいんだ!
と思わせてくれた子です。
ピアノを弾くことよりも、歌うことが好きだった。
楽譜通りに弾くことよりも、自由に、思うままに音を出すことが好きだった。
弾かせようとする私と、あんまりやりたくないこの子。
イライラしてしまうこともあったし、衝突したことも。
それでも、休むことなく、そしてやめることもなく、通ってくれました。
その様子に、ピアノを弾くだけではない何かを求めているのかな・・と。
そして、
歌を歌いたいなら歌ってもらい・・
合唱曲をいろいろと教えてもらいました。
聴きたい曲があるなら聴いてもらい
今どきの音楽をたくさん教えてもらいました。
奏でたい音があるなら存分に奏でてもらい・・
色々な音のイメージを語ってくれました。
おしゃべりもたくさんし・・
明るく楽しい子です。
こんなレッスンになりました。
この子とのこんな関わりの中から、「自由に音楽」コースの考え方が芽生えてきました。
1年後にまた・・はあるかな?
ここ数年は単発レッスンになり、思い出したようにやってくる、という感じになりました。
そして、今回は1年ぶり。
その場でぱっと弾けるような楽譜を使って、連弾をしました。
たっぷり1時間。
めずらしく・・集中してたくさん弾いていきました。
「これで最後に」というお話しでしたが、
来たくなったらまたいつでもおいで!
と伝えました。
また1年後にひょっこり・・なんてことがあるかな?
それとも、何年も後に「ピアノを!」ということになるかな。
どちらにせよ、または何もなくても、ここでの音楽とのかかわりが音楽に対する良いイメージとして残ってくれれば、と思っています。