私がピアノを弾き始めて、かれこれもう50年ほどになります!
自分で書いててビックリしますが!
ピアノへの思いは、子どもの頃や若かったころと比べて大きく変化しています。
それを経て、今思う「ピアノを弾く楽しさ」をちょっと書いてみようと思います。
創る楽しさ
「ピアノを弾く楽しさ」
私自身は「創る楽しさ」だと感じています。
作曲をするわけではなく、すでに出来上がっている曲を演奏するわけですが、それでも「創る」という感覚を持っています。
それは、楽譜に書かれていることを自分なりの音にしていく。
そういう意味の「創る」です。
漢字が合っているのかちょっと心配・・
すでに出来上がっている音楽を演奏する場合、楽譜があります。
その楽譜を音にしていく過程で、メロディーから感じるイメージや書かれている記号を足がかかりに、どんな音にしていこうかと考えながら創っていくんですね。
思ったような音になるように何度も弾く。
それがとても楽しいなと感じます。
想像力がフル活動
それには、想像力をフルに使います。
その曲の世界観を
ブワ~~ッ
と頭の中で思い描くんですね。
どんな風景・・
どんな場面・・
どんな雰囲気・・
明るいの?暗いの?
やさしい感じ?こわい感じ?
元気なの?楽しいの?面白いの?
悲しいの?さみしいの?疲れてるの?
その曲のメロディー、響き、リズムなどなどからイメージを膨らませ、どんどん追及していきます。
それを音にしていくんですね。
想像する力がとても必要。
また、想像することそのものが、とても楽しい。
そう思います。
「楽譜通りにひけた」がゴールじゃない
ピアノは、まず楽譜通りに弾くことがとても難しかったりするので、楽譜通りに弾けて「できた!」になりがちだなと感じます。
でも、ホントの面白さはそこじゃない!
想像する楽しさ。それを音にする面白さ。
そこを感じられるといいなと思います。
レッスンで、弾くこと自体に苦労していてがんばって弾いている姿を見ると、楽譜通りに弾けて
できた!やったね!
と、なりがちなんですが・・
もう少し、その先まで深めていきたいですね。
それにはやっぱり「好きな曲を弾く」ことが必要。
好きな曲じゃないと、想像を膨らませることは難しいですよね。