「音楽室ゆう」では、レッスンを受ける本人自身に決めてもらっていることがいろいろとあります。
このような記事も書きました。⇩
実は、レッスンする曲自体も自分で決めてもらうことが多くあります。
「この曲やりたい!」は大歓迎
「音楽室ゆう」のレッスンでは、基本的にはテキストを決めて順番に進めていく方法を取っています。
でも、「やりたい曲」がある場合、積極的にそれを取り入れています。
初心者でも、です。
両手別々がおぼつかないけど・・
まだまだ両手になると止まり止まりになってしまうのこの子。
1曲終わったのを機に、
「貴婦人の乗馬」を弾いてみたい
ブルグミュラー作曲の「貴婦人の乗馬」ですね。
自宅にあるキーボードの自動演奏の曲目に入っていて、好きな曲でよく聴いているとのこと。
原曲通りに弾くことははっきり言ってムリ!本人もそれは分かっています。
そこで、音をかなり減らした状態にして楽譜に起こし、弾いてもらいました。
この子は合唱曲も大好きで、学校でやっている曲を
メロディーだけでも弾きたい
ということで、何曲か弾いてもらったこともあります。
レッスンで合唱曲を使うこともあります。⇩こちらをどうぞ。
音楽が大好き!弾いてみたい曲がいろいろとあるんです。
他にもいます「弾きたい曲がある!」
他にも、まだまだ初心者でしたが、本人の希望で「愛は勝つ」や「それが大事」などのちょっと昔のJ-popをレッスンで取り入れたこともあります。
ご家族がお好きで車などでよく流しているとのことで、それを聴くうち弾いてみたくなったとのこと。
この時は、1曲から購入できるサイトで、初心者用の楽譜をご自分でご用意くださいました。
メロディーは本人、伴奏部分が私で一緒に弾いて楽しみました。
音やリズムの分からないところがあったり、指使いが分からなかったり、ということがあったので、そういう部分はこちらから教えました。
他にも・・
J-popが好きで、次々弾いてみたい曲がでてきて、たくさん弾いてきた子もいます。
その子はテキストの曲には全く興味を示さず、「やりたくない」とはっきり表明していましたね。
でも、好きな曲を弾いているときの集中力はすごかった!
この子、「好きな曲」はダメ!としていたらピアノは続かなかったろうな、と思います。でも今の様子を見ていると、きっと大人になってもピアノを弾き続けるだろうなと思えます。
正直、気になることもあるし、こういう練習をしたらもっとうまくなる、と思うこともあります。
そうしたことはきちんと伝え、どうするのかは本人にお任せ、としています。
大きくなって、もっと上手になりたいと思った時、「昔、こういう練習するといいって言われたな~」と思いだし、取り組んでもらえればと思います。
弾きたい曲があるってステキなこと!
年齢が上がるにつれて、聴く音楽の幅が広がって音楽経験を積んでくると、子どもだって好みが出てきますよね。
で、ピアノを習っているんだったら「弾いてみたい」と思うのは当然の成り行き。
そうした自ら出てきた希望は、できるだけ叶えたいと思います。
そればかりに偏らないように、一応のルールは作り、積極的に取り入れています。
「この曲やりたい」といったことを一切言わない子もいるので、そんな時は、こちらから訊いちゃったりもします。
「やりたい曲がある」って自然なことだし、ステキなことだと思うので。
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