先日こんな記事⇩を書きました。
レッスンの当日その場でがんばって練習したけれど・・・ダメだった・・
という内容でした。
その後日談をちょっと書いてみようと思います。
毎日3回弾いてごらん
先回、結局思うように弾けなかったこの子。そこで
今度のレッスンまでに、毎日3回でいいから弾いてごらん。
そしたら、ちゃんとスラスラ弾けるようになるよ!
と伝えました。
そして、次のレッスン日。ノートを見ると、毎日練習した記録が!ちゃんとやったんですね。
レッスンでは、
お家でやったように、とにかく5回弾いてみよう。
間違えちゃってもいいから、やってみて。
と話し、5回続けて弾いてもらいました。1回だけではなく、何回か弾いてもらうことでホントのところが見えてきます。
そして、結果!
5回すべて、安定した様子で弾くことができました。ヤッタ~!!
文句なしのOKです!本人も大喜び!
ノーミスではありませんでしたよ。つっかえたところはありました。
でも、すぐ弾きなおすことができた。これが大事です。
すぐに弾きなおせるということは、何度も弾いてきた証拠でもあるし、指のコントロールができるようになってきたということでもあります。
それに、音楽の演奏はノーミスで弾くことが大事なのではありません。音楽を止めないことの方が大事です。すぐに弾きなおしてそのまま弾き続けられるのなら問題なしです。
ノーミスで弾けるに越したことはないですけどね。
ということで、この曲は終了。新しい曲をやることになりました。
がんばったね、うれしいね、の”きらきらペン”もゲットです。
毎日ちょっとでいいんです
この子のやっていたのは、12小節の短い曲。これを、毎日3回弾いてもらいました。
このくらいの曲を1日3回なら、10分もかからないですよね。
始めのうちはこれでいいんです。
まずは、指1本1本をバラバラに動かす、というこれまでやったことのないことをしっかり経験してもらうこと。
これをいろんな曲でやるうちに、もっと複雑な指の動きもできるようになり、そして、曲がだんだん長くなってきます。
そうすると、10分ではすまなくなってきますね。
そのころには、練習すれば弾けるようになるということも実感でき、毎日の練習が習慣になっているのが理想ですね。
この子も、これからそうなっていくといいなと思います。
それには、どこをどう練習すればいいのか、ということをきちんと伝える私の役割は当然のこととして、お家の方からの声掛けもとっても重要です。
そして、一番大事なのは、本人の「弾けるようになりたい!」という気持ちですね。