「音楽室ゆう」では、ここ数年、12月初旬に発表会を行っています。
新型コロナウィルスの影響で、今年の開催をどうするのか悩んでいる最中ですが・・
これまでのように一堂に集まる形をとらない場合でも、何らかの方法で演奏を聴いていただく機会を持ちたいと考え、予定通り発表曲を決める段階に入ることにしました。
どんなふうに曲を決めているのか。私のこだわりを書いてみたいと思います。
曲決めのこだわり
「音楽室ゆう」では、レッスンを受けているみなさんの「やりたいことをやる」、が基本です。
これは、発表会の曲を決めるときも同じ。「やりたい曲があったら積極的に言ってね」と伝えています。
それと同時に、私からのおすすめ曲も知らせています。
「やりたい曲って言われても・・」と困ってしまう子もいることと、こんな曲、あんな曲・・いろんな曲があるんだよ、ということを知ってほしい、という思いからです。
一人5曲ずつ。私が演奏したものを録画して観てもらいます。(ブルグミュラー以上まで進んでいる子は、曲名を挙げて自分で調べてもらいます。それなりに練習時間が必要になってしまうので。)
おすすめ曲から選ぶ子もいれば、おすすめ曲を提示する前に「これにする!」と決めてくる子もいます。いろいろですね。
⇩こちらにも発表会の曲決めについて書いています。
演奏形態の選択肢を増やしました
これまではソロ演奏を基本としてきましたが、今年は、
- ソロ演奏
- 連弾
- ソロ、連弾の両方
の3つから選んでもらうことにしました。
連弾は、レッスンの中ではやることがありましたが、発表曲として演奏することはしてきませんでした。
でも、私としては連弾をもっとやりたい!
ということで、ここ2年ほど、「やってもいいよ」といってくれた子のみ「連弾体験」という形で演奏をしてきました。
それを今年は、始めから発表曲としてきちんと練習しよう、ということにしたわけです。
選択してもらうことにしたのは、「今年は連弾をやることにします」とこちらで決めてしまうことはしたくなかったから。
あくまでも、「やりたい人はやる」「自分で決める」ということにこだわりました。
連弾やる!という子はいるかな・・いなかったら「私と一緒にやろう」と誘ってみます。
楽譜は長く使えるものを
発表会の曲決めは、今後レッスンで使っていく楽譜決めでもあります。
発表曲の楽譜は当然買っていただくことになるので、発表会で弾いた1曲だけで終わるのではなく、長く使えるものを、ということですね。
私からのおすすめ曲を選ぶときは、どの楽譜(曲集)に載っているのか、もとても重視します。
もしよさそうなものがなければ、1曲のみ購入できる楽譜から探します。
先々のことを考えて、「今」の楽譜選び。考えることが多くて少々大変ではありますが、大事なことかなと思います。
楽しい作業です
年に1回の発表会。曲選びは去年からの変化を実感するときですね。
「去年は○○を弾いたけど、今年は△△が弾けそう」「この曲○○さんに合いそうだな。十分弾けると思うし」「私この曲好きなんだけど、そろそろ▢▢さん弾かないかな」
みんなの顔を思い浮かべながら、いろんなことを考える楽しい時間です。