「音楽室ゆう」では、「自由に音楽」や「音楽療法」コースの子はもとより、「ピアノレッスン」のコースの子も自由に楽器で遊びます。
レッスンの内容は基本的に自分で決めてそれぞれ違うので、遊ぶ時間を持たない子もいますが。
子どもたちが思いのままに楽器で遊んでいる様子を見ると、楽器の音に感動しているような様子を見かけるときがあります。
例えば・・
レインスティックの音に感動!
テキストの課題を終えた後、楽器で自由に遊ぶという流れになっている子。
いつもは小物楽器やベルで音を楽しんだり、簡単なメロディーを鳴らしたり、私と合奏ごっこをしたりして過ごします。
この日は楽器の置いてある場所をいろいろ探り、いつも触らない楽器を取り出しました。
これ⇩です。

レインスティックです。

これなに~?

楽器だよ。
どうやったら音が出るんでしょ~?
「え~わかんないよ~」といいながら触っているうちに
「♪さらさらさら~~~」
音が鳴ったとたんに、「え~~!?」とびっくり。
「なにこれ~」
「きれ~~」
「川みたい~」
「何が入ってるのかな~?小さいビー玉なんじゃない?」
何度も何度も鳴らして、想像を膨らませて、音を楽しんでいる様子がありました。
なりきりピアニスト
「自由に音楽」コースのこの子は、普段から楽器で遊んでいきますが、よくおもむろに始まるのが”なりきりピアニスト”。
ピアノの端から端までを使って、両手でピアニストのように弾きます。

音域を広く使って壮大な感じで弾いたり、
高い音だけでトリルのように弾いたり、
同じリズムをリズミカルに何度も弾いたり・・
いろんな弾き方をします。一度始まるとなかなか終わらないことも。
演奏会を聴いているような感じです。
この子は、キーボードの音色を変える機能でお気に入りの音を見つけ、やはり長い間いろんな弾き方で弾き続けることもよくします。
音色、弾いたときに感覚、弾き方で音が変わる事などなど、いろんなことを感じているんだなと思います。
音楽の始まりを見るよう
音に感動して気の向くまま鳴らし続ける様子を見ると、音楽の始まりってこんな感じだったのかな・・とこちらもなんだか感動します。
こういう経験は、感性を豊かにしますよね。
大事にしたいなと思います。