音楽記号の学習に問題集を提案 でも、やるかどうかは自分次第

ピアノレッスン

「音楽室ゆう」では、今、「おんがくかるた」が流行っています。

「おんがくかるた」というのは、いろいろな音楽記号をカルタ取りをして覚えよう、という、市販されている音楽学習グッズです。

実物はこちらを見てください(Amazonサイトへ飛びます)⇒「おんがくかるた」

楽譜を読んでいくためには、楽譜に書かれるいろいろな記号の名前と意味を覚えるのがとても重要になります。

これは、楽譜を読む上でのルールなので。

ということで、レッスンでは

レッスンしている曲に出てきた記号を表に書き込む⇒カルタを使って記号の形と意味を突き合わせて並べる⇒カルタ取りをする

大体こんな流れで音楽記号に取り組んでもらっているわけですが、そのカルタ取り・・

レッスンの始めにまずはカルタ取り、気分転換にカルタ取り、時間が余ったらカルタ取り・・

そんな感じで、みんなに人気の「おんがくかるた」です。

一方で、

やりたいならいっぱいやればいい!でも、そればっかじゃなあ・・

とちょっと思っている私。

そこで・・

カルタ以外のこともやってみようよ

しっかりと覚え、身につけるためには、いろいろな方法で取り組んだ方がいいと思っています。

なので、カルタがスムーズにどんどん取れてしまうようになったら、カルタ取り以外の方法を提案してみます。

例えば、記号を「書く」という形で取り組むような手作りの教材とか、市販の楽典の問題集とか。

先日もそんな提案をしてみました。

私

カルタはスラスラと取れるようになったし、そろそろいいんじゃないかと思うんだけど。

こんなの(問題集)もやってみない?

その子の反応は、「う~ん」といまいちな感じでしたね。

自分一人で楽譜を見て弾いていけるようになりたい、ということなら、音楽記号はしっかりと覚えなければいけない。
覚えるためには、カルタだけではなくて色々な方法でやっていった方がいい。

そういうことも、きちんと伝えます。その上で、どうするのか自分で決めてもらいます。

そんな提案をそれぞれみんなにするのですが、

今日は問題集をやる

と、その時の気分で、カルタをやったり問題集をやったり、何もしなかったり、という子もいます。

レッスン1回おきに、という形で定期的に問題集をこなしている子もいます。

カルタだけの子もいます。

みんなそれぞれです。

そして、先日問題集の提案をした子は・・まだまだカルタを続けたいようです。

でも、もうスラスラと取れてしまう。

ということで、これまでやった曲にはまだ出てきていない新しい記号も加えたカルタ取りを提案しました。(今までは、これまでに出てきた記号のみでカルタ取りをしていました)

うん、それでやってみる

という反応。しばらくその形でのカルタ取りが続くことになりそうです。

記号の理解のために私がすること

カルタをやるのか、問題集など教材をやるのか、はたまた何もやらないのか。自分で決めてね。あとは知らない。

ではありません。

それは丸投げだし、責任の押し付けになってしまいます。

みんながどんな選択をしようと、最低限これだけは、と考えて行っていることがあります。

音楽記号は楽譜に書かれることです。曲を弾こうと楽譜を読んでいったときに分かっていないと、何の意味もありません。

なので、曲のレッスンで記号が出てきたときに、

私

これはなんていう名前だっけ?どういう意味だっけ?
どこを弾くんだっけ?どう弾くんだっけ?

できるだけ聞いて、答えてもらうようにしています。

それがきちんとできれば、ひとまずはOKと考えています。

でも、より早く、正確に、系統立てて理解できるように、また、読んで意味が分かるだけではなく書けるようになるためには、色々な方法で取り組んだ方がいい。

なので、頃合いを見てまた提案をしてみます。

やりたい!と思った時がやり時。

こういう道もあるよ、と示し、それと自分が目指すことと絡めて考え、どうするのかをじっくり考えて自分で決めてほしい。

これがレッスンでの基本姿勢です。

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