「ピアノのレッスン」ということで始めたけれど、ちょっとピアノを避けているような様子のある子がいます。
始めてはみたけれど、思ったより難しかった・・
ということかな。
でも、本当は弾けるようになりたいんだろうな、とも思います。
ピアノ以外の楽器がしたい・・
先日のレッスンで、いつも通り
さあ、何からやろうか?
で始まりましたが、返ってきた答えは
ピアノ以外の楽器がしたい
ここはピアノ教室なんだけど・・
ピアノ以外って言われてしまい、少々さみしい気持ちになりました。
が、「やりたいことをやる」がコンセプトのここ「音楽室ゆう」!
具体的に何の楽器なのかを聞くと、鍵盤ハーモニカとのこと。
音楽の時間(かな?)にやった曲を吹きたい、とのことでやることになりました。
(鍵盤ハーモニカも常備しています)
音楽の授業ではすでにリコーダーに入っているこの子。
リコーダーで吹いている曲を、鍵盤ハーモニカで上手に吹いてくれました。
リズミカルな曲だったので、キーボードの機能でリズムを流し、それに合わせてもらったりも。
そんな感じで一通り吹いた後、自分から今レッスンをしているテキストの曲も吹き始めました。
あら、それ今やっている曲じゃない!
と楽譜を見せると、きちんと楽譜通りに吹いてくれました。
そして、その流れでピアノへ。
「ピアノも弾こうね」と時間を約束してありましたが、さほど抵抗もなくピアノへ向かうことができました。
先回は右手のみのレッスンでしたが、今回は左手に入り、両手で弾くところまで進みました。
本当は弾けるようになりたいんだろうな・・
「ピアノ以外の楽器がしたい」って、ピアノを避けていますよね。
以前から、ちょっとそんな様子を感じていた子です。
でも、決して弾けていないわけではないんです!
もちろんスラスラッとは弾けないんだけれど、そのスラスラといかないところに
「弾けない・・ダメだ~」
とすぐに思ってしまうよう。
そして、「地道な練習」をちょっと嫌がっている様子もあるかな。
ピアノって、簡単に音を出すことができるけれど、弾きこなすのはなかなか難しいんですよね。
でも、「ピアノ以外の楽器」に鍵盤ハーモニカを選んだり、
やっているうちにテキストの曲を吹き出したり・・
本当は弾けるようになりたいんだろうな・・と感じました。
自信をもってどんどん弾けばいい!
と思うのだけれど、本人がその気持ちになっていないうちは無理強いしてしまうことになる。
- ピアノを弾く時間を必ず取ること。
- ちゃんと弾けてるよ、と伝えること。
- 地道な練習が必要だ、と伝えること。
このことをしっかり続けて、レッスンの進みはゆっくりになるけれど、本人のペースに合わせていこうと思っています。
「弾けるんだからやりなさい!」
は違うよね、と思うんです。