「音楽室ゆう」では、レッスンでやることをホワイトボードに予め表示してレッスンを行うことがあります。
今日は何をやるのか、その具体的な内容と順番を示すわけですね。
「音楽室ゆう」には、障碍ゆえに意思疎通の困難な子もレッスンに通ってきていますが、その中の一人の子の保護者の方にたくさんのアドバイスをいただき、そういう形をとるようになりました。
その方法をピアノのレッスンでも使うことにしました。
「何をやりたいか」をホワイトボードにペタペタ貼る
「やりたいことをやる」をテーマに、
さあ、今日は何をやろうか?
で始まる「音楽室ゆう」のレッスン。
「音符読み」
「音楽記号」
「リズムづくり」
などなど、具体的な内容を書いたマグネットシートから今日やりたいことを選んでもらい、ホワイトボードにペタペタと貼ってもらいます。
番号も付け、やる順番通りに貼ります。
曲のレッスンは必ずやる、としているので、「曲のレッスン」のシートをどこに貼るかで「やらなければいけないこと」をいつやるかも決められます。
マグネットシートは「自由記入」できるものもあります。
シートに書かれていないことでやりたいことがある場合、自分で書いてもらうわけですね。
ある子は、ここ数回いつも「ギター」と書いています。
ギターを弾けるわけではなく、鳴らしてみたい、ということ。
その子はギター、私はピアノでジャンジャカ合奏しています。
文字にするのはやっぱり分かりやすい
障碍のあるなし関わらず、目にはっきりと見えるように文字にするのはやっぱり分かりやすいですね。
自分で選ぶ、ということがしやすいです。
次は何をする、というレッスンの流れもイメージしやすい。
もう少し内容を増やしたり具体的にしたり・・
改善の余地アリですが、工夫して続けていければと思っています。
全員に必要なことではないと思いますが、特にレッスンを始めたばかりの子には「やりたいことをやる」を伝える意味でもいいのではないかな。
一方で、
教える側の私が「させたいこと」を、しっかりと決めておくことも大事ですね。
やりたいことを優先しつつ、今この子に必要なこともきちんとやってもらわないと。
そこがあいまいになってしまってはいけないですね。