ここ「音楽室ゆう」では、レッスンの内容を、できるだけレッスンを受ける本人に決めてもらうようにしています。
レッスンに主体的に臨んでほしいと思っているからです。
「自分で決めるレッスン」って、例えばこんな感じです。
ワークをやる?曲を弾く?
ピアノのレッスンは、基本的に曲を弾けるようにレッスンしていくことになるので、どの子も、「今練習している曲」があります。
この子の場合は、それ以外に楽典のワークブックを持っています。
これも、この子自身が「やります」と決めたことです。
この子のレッスンでは、毎回初めに
さあ、今日は何からやる?
という問いかけから始まります。
最近のこの子の返事は
曲をやります!
はっきり、キッパリこう言います。
そして、30分のレッスンの間、みっちり曲を弾いていきます。
今は、曲を弾くのが楽しいみたい。
練習もよくしてきていて、弾けるようになるスピードも上がってきている。
でも、先日はちょっと相談しました。
以前は毎回ワークをやってから曲に移っていたのが、もう2か月ワークをしていません。
もう2ヶ月くらいワークをしていないんだけど、次回はしませんか?
そう話し、本人も「やります」という返事だったため、とりあえず次回は少しワークをやることになりました。
また以前のようにワークに取り組むかどうかは、本人次第です。
また、次回ワークにどのくらい時間を使うのか、も本人次第。
今は「弾きたい!」という気持ちが強い様子。
そんな時はたくさん弾くのがいい、と思っています。
⇩楽典ワークのレッスンでの使い方については、こんな風に考えています。
主体的にかかわることが音楽好きにつながる
ピアノのレッスンって、これまでは(今も?)
先生に言われたことを言われたようにやる
というのが一般的ですよね。
私自身は、まさしくそのようにレッスンを受けてきました。
それで弾けるようにはなったけれど、楽しかったか、と言われると・・
ちょっと首をかしげてしまうのが正直な所なんです。
そういう自分の経験から、私主導でレッスンを進めるのではなく、
決めてもらえるところはできるだけ自分で決めてもらう
ということを大事にしています。
自分の意思の入った音楽経験。
これが、将来、音楽好きにつながっていくのだと考えています。