ピアノのレッスンは、
何か曲を決めて1曲1曲弾けるようになることで、だんだん演奏技術が上がっていく。
という流れで進むのが一般的ですよね。
家で練習をし、それをレッスンで見せてもらい、間違いを直したり弾き方を伝えたりしてさらに練習を重ねる。
ここ「音楽室ゆう」でも、基本的にその形でレッスンをしています。
でも、練習ができていない!
そんな時はどうするか、を書いてみようと思います。
「今日のレッスン何をする?」
「音楽室ゆう」のレッスンは、
今日は何をしようか?
で始まります。
弾く!曲をやります。
という返事が返ってきたのはいいけれど、聞くと練習はできていない。
そんなことはままあります‥。
先日のレッスンでもそうでした。
そこで、
でも弾きたいんだね。
じゃあ、練習するはずだった所をここでやる?
それとも、別の場所を弾く?
練習してくる予定だったところは曲の終わりの方で、「別の場所」というのは前半部分のこと。
だいぶスムーズに弾けるようになっていますが、スラーや強弱などの記号に対してはあいまいな弾き方になっているので、そのことをやってはどうかと提案したわけです。
返ってきた答えは・・
練習するはずだったところをやります。
家ではできなかったので、レッスンの中で練習する、ということですね。
そこで、練習をしていないので”一から”という感じではありましたが、しっかり弾いてもらいました。
割とすぐにスムーズに弾けるようになったので、前半部分も弾き、ちょっとだけ初見演奏もやっちゃいました。
そして、もちろん次の練習内容をきちんと確認して終わりました。
「レッスンで何をやるか」を考えてきてくれればいい
練習をしていないからといって怒りません。
「練習していらっしゃい!」ともあまり言いません。
「練習したらもっと早く弾けるようになる!もっと上手になる!」とはたくさん言いますが。
練習してこなかったことを、悪い、とか、申し訳ない、とかと考える必要はありません。
練習は自分のためにすることなので。
でも、「レッスンで何をやるか」を考えてほしいなと思っています。
先日のレッスンのように、
「レッスンの中で練習する」
でもいいですし、
「改めて練習してくるから、曲を弾くこと以外をやる」
でもいいです。
音楽記号の勉強、初見演奏、音符やリズムを読むこと、楽典ワークを使っているならそれをやる・・
やることはいくらでもあります!
気が重いな~~
とやって来るのではなく、
いい意味で開き直って、前向きな気持ちで堂々と来てくれればいいですよ!
と思っています。